住宅ローン審査での遅延情報・延滞情報の解決法
住宅ローン審査において、個人信用情報の延滞記録や遅延記録は非常なマイナス要素となります。うっかり返済を忘れてしまって審査が心配という方は是非お読みください。
住宅ローン審査のローン延滞情報の影響
住宅ローン審査では、個人信用情報の内容はとても重要なポイントとなります。
延滞情報が過去のもので、すでに完済しており、その後問題がなければ、住宅ローンの貸し出しをしてくれる金融機関はありますが、現在も延滞が続いている状況での審査承認はありません。
ローン・クレジットの延滞情報とは
そもそも延滞情報とはどのようなものを指すのでしょうか。ローンやクレジットを使用し、支払日になっても入金がなかった状況を遅延情報と呼びますが、そのまま支払がなされずに3カ月以上の遅延が続く事を延滞情報と呼んでいます。延滞情報とは、支払日を3か月間過ぎても支払がなかった場合の「事故情報」のことを言います。
個人信用情報の延滞履歴が住宅ローンに与える影響
延滞情報は、かなりのマイナス評価になります。3カ月もの間返済しないなんて、ついうっかり・・・では済まないですよね。当然カード会社などからは、たくさん催促があるはずです。それでも払わないのは、支払う能力がなかったとみなされても仕方ありません。払えないのに使ってしまう、そんな人に融資をしたいと思うでしょうか。海外に言っていてわからなかったとか、住所変更をしていなくて連絡がなかったので気付かなかったとか、もちろんさまざまな理由はあると思いますが、金融機関から見ると返済するのを忘れてしまった無責任な人、というイメージを持たれてしまいます。かなりの確率で審査否認になります。
延滞情報がある場合の住宅ローン審査対処法
延滞情報を作ってしまったら、とにかくその後はきちんと遅れずにコツコツと返済を続けることです。
延滞してしまったことはあるけれど、その後はきちんとしていますので安心ですよ・・・というアピールです。個人信用場の内容を見ると、支払状況は全てわかってしまいますので、とにかく遅れないようにしていくしかないです。また、なるべくクレジットなどは利用しないことです。そして、延滞解消後、数年経過してから住宅ローン審査の申し込みをしてみてください。
住宅ローン審査の金融機関に正直に言うべきなのか
延滞情報は審査の際に必ずばれてしまう情報です。言わなくてもばれてしまうのですが、あえて伝えることでそのことについてアドバイスをもらえることもあります。延滞情報があると審査が承認にならないとわかっていれば、面倒な書類をそろえる必要もありません。実際望みはあるのかないのか、担当者の反応を見てみるのも良いですね。
住宅ローン審査のローン遅延情報の影響
遅延情報は延滞情報と違い、決定的なダメージはありませんがマイナス要素としてカウントされる情報です。
ローンやクレジットの遅延情報とは
支払いの遅延というのは、軽度なうっかり忘れなどを含む、「ほんの少しの間だけ支払が遅れた状態」のことを言います。ローンやクレジットを使用し、支払日になっても入金がなかった状況を遅延情報と呼び、口座に入金を忘れた等のうっかり忘れや、２～３日後に送金をした場合は、延滞とは言わず、支払の遅延と言います。
個人信用情報の遅延履歴が住宅ローンに与える影響
遅延情報は無いほうがもちろん良いのですが、もしあってもすぐに解消している軽度のもので、繰り返していない履歴でしたらそんなに心配することはありません。
しかし、毎月決まったように遅れてしまう事が続いたり、月に何件もあった場合には、資金管理能力や返済能力が心配になりますので、審査に不利に働くことになります。
遅延情報がある場合の住宅ローン審査対処法
遅延情報がある場合には、軽度なものでもマイナスになることに違いはありません。（住宅ローンの返済をうっかり忘れてもらっては困りますよね。）できれば情報が登録されてしまった時期から少し期間をおいて、そのほかの返済をきっちりと続けて実績をつくってから、審査の申し込みをなさることをお勧めします。
住宅ローン審査の金融機関に正直に言うべきなのか
延滞情報と違い、致命的なマイナスではないのですが、属性に自信のない方の場合は念のために、〇ヶ月前に出張中でついうっかり口座への入金を忘れて2日ほど返済遅れてしまったのですが・・・。と相談してみてもいいですね。
黙っていても問題ありませんが、すぐにばれてしまうので隠すことはありません。ほかの口座には返済資金があり、絶対的な資金不足だったのではないことをアピールしてもよいかと思います。しかし、遅延情報の場合は、個人信用情報に乗っていないこともあります。事前に調べてみて、記載がなければセーフです。
個人信用情報の遅延情報を短期間で消せる裏ワザ
遅延情報のあるカードは解約せず、2年間少額でもよいので使い続けてください。カードの返済情報は、最新の2か年分が表示されることになっていますので、2年前の履歴は見ることができなくなり、遅延していてことはわからなくなります。慌てて解約などなさいませんように。
遅延情報も、5年を超えない期間で残る
遅延情報も、5年を超えない期間で残ることになっていますが、2年間で消す裏ワザがあります。カードの返済履歴の表示が「直近の2年間」となっていることを利用するのです。遅延が発生してしまったカードは解約せずに、少額でもよいので毎月利用を続けると、2年前の遅延履歴が見られなくなってしまうのです。遅延してしまった情報を少しでも早く消したい方は、解約せずに使い続けることです。お勧めは、公共料金の支払で遅延してしまったカードを利用することです。
数日の遅延であれば、2年間で記録はなくなる
数日の遅延であれば、その後間違いなく支払いを続けた場合、2年間で遅延の記録はみえなくなります。消えているものに関して申告する必要はありませんので、ご安心ください。とにかくローンをなくしてしまえばよいと思って完済後に解約をしてしまうと、完済後５年間は履歴が残ってしまいますのでご注意ください。
ただし、遅延を通り越して延滞になってしまった場合は、その後きちんと返済をしていても履歴は5年間残ります。延滞記録になる前に、何とか支払いサイクルを正常に戻すよう努力が必要です。
